怪我だけではないスポーツ選手の病気と原因

体を動かすスポーツ選手は怪我の多さで有名ですが、怪我以外の病気にもなりやすい特徴があるため、注意が必要です。
スポーツ選手でよく見られるのがイップスです。一般人には聞き慣れない名称ですが、イップスは一種の精神的な病気です。精神疾患に陥る原因には色々な種類があるとされていますが、基本的にトラウマが心に刻まれることで、イップスを発症する確率が上がります。
トラウマの原因の一つとして、失敗があります。成績を残すことが重要なスポーツ選手の場合、いつもなら簡単なプレーを失敗してしまうと、失敗したことが脳に深く刻まれるようになります。イップスを発症すると、今まで何も問題なかった行動が突然できなくなる苦しみを味わいます。
簡単なプレーであっても失敗するようになったり、体が思うように動かせなくなったりします。周囲の人から見ると明らかな凡ミスで、選手を責めたくなりますが、精神疾患の一種ですのでメンタル面の弱さや体調だけではない理由で発症するのがイップスの特徴といえるでしょう。
スポーツ選手の病気の予防に何が必要?
スポーツ選手が病気やけがの予防をするためには、体調管理に意識を向け、疲労を感じたら十分な休息を心がけなければいけません。
疲労を溜め込まないように入浴をしっかりして疲れを次の日に繰り越さない事です。食事の管理も大切です。食事は免疫機能を高める栄養のあるものを積極的に取る事です。
具体的には、肉、魚などから良質のタンパク質と、野菜や果物から不足しがちなビタミン、ミネラルを取るよう心がけます。たんぱく質は免疫細胞の材料になります。ビタミンやミネラルには抗酸化作用があるので活性酸素を除去し免疫機能をアップさせてくれます。また、免疫機能を低下させる喫煙やアルコール摂取は極力控える事も大切です。